洪牙利(ハンガリー)備忘録

主にハンガリーでの思ひ出を綴っています

ダイエット

約1か月前のこと。
お風呂で髪を洗っていて、ふと自分の腹が目に入った。

さ、さ、三段腹...!?

軽い衝撃を受けた。

風呂からあがると、体を拭くのもそこそこに急いで体重計に乗る。

ハンガリーから日本に帰国して1年とちょっと。
体重はしっかり7kg増えていた。

特に運動もせず、日本の食べ物は美味しいな~とか言って、食べたいものを食べたいだけ食べたらこうなってしかるべきである。

満を持して、ダイエットをすることにした。

食事と運動の両方から攻めよう。
でも、あまりきついのは嫌だな。
長続きしそうなやつじゃないと。

ちょこちょこっとネットで調べて「16時間ファスティング」と「30日で腹筋を割る2分間トレーニング」なるものを始めることにした。

16時間ファスティングでは「あと○○時間!」みたいなカウントダウンをしたくなかったので、朝ごはんを抜くことで統一した。

腹筋の方は動画を見ながら毎晩2分間、まじめに実施した。この世で一番長い2分間だと思った。

2020年10月7日から2020年11月7日までの1か月間、毎日欠かさず実施して、最終日にちょっとワクワクしながら体重計に乗った。

嘲笑うかのように1か月前と全く同じ数字を表示する体重計に「なんでやねん...」と悲しい突っ込みをいれる。

脂肪が筋肉に変わったんだ。しょうがないんだ。

自分で自分をなぐさめながら、鏡に映った自分の腹を見やった。

三段腹にしてみようと体を前に倒したり腹をよじったりしたものの、三段腹は現れなかった。

でも、あんまり嬉しくなかった。

鏡に映った自分の腹は、白鵬の腹にそっくりだった。

お相撲さんの腹は、例えパンパンに膨らんでいても脂肪ではないということを身を持って知った、2020年秋。